執筆:田中優輝
記 :2024/11/13
世界的なブランドを作る。
北区の刺しゅう屋を運営している、株式会社Take Risk代表の田中優輝です。
何等かのご縁でこの非公開ページをご覧いただけて、嬉しいです!
募集に際し刺繍のブランドとはいえ、さすがにどこの馬の骨かもわからない人の会社に飛び込むのは凄すぎるか、、と思い、
まずは私をさらけ出そう!と考えて作成にいたりました。
まとまりの無い文章にはなりますが、懲りずにお付き合いくださいね。
略歴
田中 優輝(たなか ゆうき)
- 1999年6月生まれ
- 秋田県出身、中高は埼玉で過ごす。
- 2023年3月、東京大学経済学部金融学科卒業
- 2023年4月、シティグループ証券投資銀行部門入社(同年12月退社)
- 2024年2月、株式会社Take Risk創業
- 2024年6月、刺繍に特化したアパレル・雑貨ブランド「北区の刺しゅう屋」を立ち上げ、運営開始
大学1年生:日常
1浪の末念願の大学に合格し、キラッキラの大学生活を送るぞ!と息巻いて入学しました。
なので勢いあまってサークルは4つ入ります。
- 各高校でツアーするサークル
- フィリピンでボランティアするサークル
- フットサルサークル
- バレーサークル
どれもワイワイしてて楽しそう、いかにも1年生らしい理由で入りました。
素晴らしいスタートダッシュを決めたかのように見えた大学生活は、しかし長くは続きませんでした。
大学2年生:変化
感染症が流行します。
サークルは全て自然消滅、
飲み会に勤しむはずだった大学2年生の膨大な余暇時間とエネルギーは行き場を失います。
4-5月のステイホーム期間では暇すぎて、柄にもなくプログラミングを独学で始めました。
1週間で挫折しました。
映画で見たパソコンカチカチしてたトレーダーが恰好良かったので次に株とFXに挑戦しました。
10万円負けて退場しました。
夏になっても大学は始まらず、サークル活動もなく、
人と話す機会が減ってしまった私は、コミュニティに所属するために、長期インターンを始めました。
長期インターン1社目:洗礼
初めて入った会社は金融のスタートアップ(株式会社M&Aクラウド)で、法人向けコンテンツ制作を担当しました。
ここで面白い体験をします。
同じタイミングで入った同じく大学生のインターン生(S君)がいました。
S君はあまり名の知れた大学ではなく、「我東大ぞ?」と肩で風を切って闊歩していた当時の私は、S君もしっかり引っ張っていこうと気合を入れていました。
ですがその気合はすぐに裏切られます。
S君の方が頭が切れました。
確かに、上長から与えられた業務の執行速度や完成度は私が少し高かったのですが、
S君はそもそもその業務をやる意義や、その業務じゃなくてこうするのもいいんじゃないかと上長によく提案していました。
この出来事で、仕事に学歴が無関係であること、ビジネスはビジネスで0から学習していく必要があることを、肌で感じました。
就活
大学三年生になっても相変わらずリモート授業が続いていると、
リモート就活がスタートします。
10か月ほど就活にコミットし(大変でした)、たまたま運良く米系投資銀行から内定をもらい終了します。
長期インターン2社目:学び
ミーハー就活生だったので、コンサルと金融ばかり受けて落ちまくっていたのですが、「マーケティング」という洗練された音の響きに釣られて、資生堂マーケティング職の選考インターンにも参加していました。(これもちゃんと落ちてます)
この選考インターンで、知識が無いながらもマーケティングの面白さに触れました。
マーケティングってもしかして面白いかも、、?と思った私は、就活が終わってすぐ、長期インターン2社目として株式会社ARETECO HOLDINGSに入社します。
ここでの仕事を通して、そもそも商売とは何なのかを、たくさん考える機会をもらえました。大学3年生の冬でした。
長期インターン3社目:決意
事業を大きくするってすごく面白いのでは、、?
と思った私はもっと事業戦略を考えて実行することをしたいと思い、大学4年生になってすぐ、当時メンバーが5名以下だった化粧品ECの会社に長期インターン生として入ります。
マーケティング部責任者として集客全般を担当し、周りのメンバーにも恵まれ事業を大きくする過程を全力で楽しむことができました。
ホワイトボードの前で、どうしたらもっと多くの人にサービスを届けられるか、ああでもないこうでもないと言いながら話し合う時間はすごくワクワクして好きになりました。
本当に初期、集客戦略もなかった時には、東京ドームのコンサートに来た女性の方に直接化粧品のインタビューをしたり、化粧品アプリを紹介したりと足を動かしました笑
ここでの経験から、いずれ自分が事業を作るときは、みんなが本当にワクワクする、面白いと感じるものを作ろうと決意しました。
新卒時代
投資銀行はすごくハードワークが必要な業種でして、
数か月でエクセルとパワポは非常に早くなりました。(ピアノを弾くようにエクセルを叩けます)
一方で睡眠時間が短いとクリエイティブな発想は一切できませんでした。
自分の会社ではしっかり睡眠と休憩をとろうと決意します。
壮絶な働き方に興味がある方は機会があればオフレコで聞いてみてください笑
2024年:始まり
新卒で入った会社を2023年12月に退職したのち、2024年2月に株式会社Take Riskを創業しました。
社名は、ワクワクするならどんなリスクも取ろう、というこれからの会社の意思決定方針をそのまま社名にしました。
2024年上期は、ただ会社辞めた人が家でひきこもってずっと刺繍しているというシュールな状況が半年ほど続きました。
ですが少しずつ北区の刺しゅう屋はブランドとして形になりつつあります。
みんなが本当にわくわくできる環境を作れるように、その準備として一人でがむしゃらに進んできました。
その準備はいよいよ整いました。
世界的なブランドを作る。これからともに次の章へ進む、どこかにいる仲間にお会いできることを楽しみにしています。
2024/11/13、田中優輝